「ふくおかスクラム vol.3」に参加してきました。
先週末は、「ふくおかスクラム vol.3」に参加してきました。
今回の講師もOdd-eの江端さんです。
各グループで6人以上になること
はじまっていきなりで、参加者全員に対して、「各グループで6人以上になっていないところが無いようにしてください」との依頼。
状態として、3グループが5人となっており、残り4グループくらいが6人という状態でした。
軽く話し合いの上、一番前に居た5人となっていた1グループが他グループに移動して、全グループとも6人という状態を作りました。
ここで、すかさず、江端さんからの問い。。。
「『各グループ、6人以上になっていない』という問題については対処できたが、それのせいで他の問題が出てきてないか?例えば、1番前を開けてしまったわけだが、それが本当に良い状態なのか?」
「目の前の問題だけを解決させることに注力してしまい、他の問題を出してしまってないか?」
なるほど。。。
どうすべきだったのかを、グループで相談。
出てきた意見としては、
「『各グループを6人以上にする』ことの意味や、『このあとに続く講義の内容』を江端さんから聞き出して上で、どういう状態が最良かを検討した上で、どのグループが移動するのが妥当であるかを決めるべき」
という話になりました。
(仰ることはとても良くわかるのですが、しかし、ほぼ初対面の人たちだらけの教室で、そこまではちょっと敷居が高いなぁっと ^^;;;)
生産性を示す指標
次に話題になったのが、「生産性を示す指標」について、
以下の条件で作る。というお題です。
- A / B のような割り算の計算式となること
- 分母Bは単純な「時間」的要素ではないこと
(※分母を「時間」的な要素にしてしまうと、サボっているわけではないメンバーにとっては、これ以上頑張りようがないためだそうです。メンバーが工夫することによって生産性を上げれるような指標であるべきだ。とのことでした。)
これは難しい。。。
私のグループでは、[良いこと] / [悪いこと] という漠然とした状態をベースとして考えて、
[客が利用した機能の数] / [客から1度も利用されなかった機能の数] というのを出して見ましたが、、^^;
江端さんからは、「これは、現在、スクラムをやっている人にとっての大きな課題であり、ベストな計算式というものが無いのが現状。しかし何らかの指標を作って、メンバーの方向性をつけるべき」とのことでした。
ってなわけで、他のグループの議論の結果や、江端さん自身の今もっている「指標」についても聞けず。。そこは残念。。
江端さんからは、ヒントとして、1つの指標ではなく、3つ以上の指標を組み合わせる感じで互いに監視(補間)しあえるような指標にすべき。とのことでした。
φ(..)ふむふむ
「分母Bは単純な「時間」的要素ではないこと」ということは、今、「生産性の指標」として使っていたベロシティは使うべきではないという事ですよ。。確かに、サボっているわけではないのに上げるための工夫と言われてもって感じですよね。別の指標(「今後の予測」とか、、)としてはこれまで通り使えそうですが、、
グループワーク「ペーパープロトタイピング」
各グループで、真っ白な紙をたくさん置かれており、それを組み合わせて、高さを競うというゲーム
- はじめに計画を立て、明文化する。
- その計画通りに組み立てる
- 計画は何度行ってもよい
- 制限時間は10分
- 組み立てながら、計画を立てるのはNG
我々のチームでは、組み立て出すまでの時間が早かったこともあり、はじめは他チームと比べて、高く積み上がっていたのですが、足場が不安定だったことが大きな原因となり、これ以上は無理という結論となり、行き詰まるという結果に。。他チームでは、天井近くまで積み上げてたチームも居ました。おおお。。。
反省点として、「天井まで積み上げるぞ!」とかいう明確な目標感が無いまま、暫定的な計画を立てて、組み上げをスタートさせてしまったことだと思います。
次にもし、同じようなことやる機会があったら、グループ内でまずは目標感を立てたいですね!
今回もいろいろと勉強になりました。
特に「生産性を示す指標」については、これからなんらか考え、捻り出して、チームの開発メンバーが生産性についてディスカッションを行う際の観点にしたいものです。