とあるSEの適当日記(仮)

その時のプロジェクトで必要になって調べた技術や読んだ書籍についてメモしていく場です。誰かの役にたったらいいなくらいのものです。最近の関心事は、「スクラム」「アジャイル」です。

書籍「『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ」を読みました。

↓の本を読みましたー

『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ

『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ

前に読んだ、↓と似たような本ですね。
junhiguchi.hatenablog.jp
キングダムの世界で起きた出来事(特にキャラクターの行動)についてピックアップし、リーダーとは何か?について説明してくれておりました。
10個のリーダーの条件をあげており、とても読み易い本でした。

私が、特に心に留めて置きたいと思ったことを上げておきます。

先を見通してこそ細部を詰められる

ただ細かい指示を出せばいいわけでも、ただ放任でいいというわけでもなく、リーダーは先のこと(全体像)を分かっていなければ、細かい箇所なのか大きな箇所なのかの判断ができないわけで、そこまで分かった上で、細かい箇所については、部下に任せるという判断を下すべきという事を書いておりました。

全ての責任を背負ってこそ、全ての権限が与えられる

リーダー自身が全責任を追うという覚悟を見せてこそ、部下はその指示に従うのである。もし、部下が命令や指示に従わないとしたら、それは深から「このリーダーは責任を自分で負う覚悟がないな」と思われているのかもしれません。という事が書かれておりました。

誰も間違っていない。どれも人の持つ正しい感情からの行動だ

戦う理由は人それぞれ、「大義のため」「仲間のため」「愛する者のため」「私利私欲のため」「復讐を果たすため」など、さまざまあるが、いずれも人間の持っている正しい感情からの行動であるわけで、誰かが間違っているというわけではないと言うのです。仕事も同じですよね。色んな価値観の人が様々な理由でその仕事をやっているわけで、いずれも間違っているというわけではない。人間とはそういうものであるという事をリーダーは肝に銘じておかなければならない。ということを書かれておりました。

部下を信じなければならない

兵を道具として扱うのではなく、信頼すべき仲間として、家族として扱う姿勢で、兵達はやる気になり、力を発揮するのです。人間は1人では弱くても、2人、3人と仲間がいて、組織となると力を発揮することもあり、その組織としての強さや勢いを生み出していくのがリーダーの役割である。と書かれておりました。

将とは「智信仁勇厳」なり

最後の章で、リーダーには以下が必要であることが書かれてました。
『将とは「智信仁勇厳」なり』とは、孫子の言葉だそうです。
「智」・・・物事の本質を見抜く力
「信」・・・部下や取引先から信頼されること
「仁」・・・部下を慈しみ育てる心
「勇」・・・困難に立ち向かい信念を貫くこと
「厳」・・・組織を動かすルールを徹底し処断する厳しさ

孫子の兵法の中で、逆に駄目なリーダーのタイプ(五危)も紹介されてました。
「必死」・・・思慮が浅く、必死の覚悟だけであれば殺される
「必生」・・・生き延びることばかり考えていては捕虜にされる
「忿速」・・・短気で辛抱ができないようでは相手の挑発に引っ掛かってしまう
「廉潔」・・・体面を気にして清廉潔白なのは侮辱されて罠にかかる
「愛民」・・・兵や民衆に情けをかけて思いやりが強すぎるとその世話に苦労させられる

いずれも現代の仕事に置き換えることが可能ですね。。
こういったことに気をつけながら、リーダーを目指したいものです。

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