とあるSEの適当日記(仮)

その時のプロジェクトで必要になって調べた技術や読んだ書籍についてメモしていく場です。誰かの役にたったらいいなくらいのものです。最近の関心事は、「スクラム」「アジャイル」です。

10/8にワークショップ祭に参加してきました

先週の話ではあるのですが、東京で開催されていた「SCRUM実験室」のワークショップ祭に参加してきましたー。

scrum-jikken.connpass.com

別件で東京に出張に来ておりまして、ついでにこのイベントに参加してきました。

元々、3つに別れてワークショップを行う予定だったようなのですが、結局、Alanさん主体で2つのワークショップを参加者全員で取り組む形となりました。
3つのワークショップをやりましたが、いずれも抑圧者、被抑圧者がテーマのようです。

1つ目のワークショップ「2人1組 操作する方される方(※正確な名前は不明)」

2人1組にでパートナーを作り、まず片方が、もう片方の顔の前に手を広げた状態で出し、その手を動かしたら、手を出されている方は顔をその手から一定の距離を保ったまま顔や身体を動かしてついていかなければならないというものでした。
つまりは、手を出している方が「操作する方」、手を顔に出されている方が「操作される方」となります。
「操作する方」は調子に乗って、無茶のところに手を持っていったり、左右だけでなく、上下にもあちこちに手を持っていくので、「操作される方」はそれについていくのが大変です。
数分後、「操作する方」と「操作される方」の役が交代になり、同じことをやります。

このワークショップで言えることは、「操作する方」=抑圧者、「操作される方」=被抑圧者となり、「操作される方」は被抑圧者として、ストレスを受けていたにも関わらず、立場が逆転すると、同じことやそれ以上の事を相手にやってしまい、抑圧者ー被抑圧者の関係は止まることが無いという事を表すのだそうです(たぶん、そんな感じの事を説明してたと思いますw)。

2つ目のワークショップ「ゾンビ?(※正確な名前は不明)」

歩く際、片方の足のつま先に、もう片方の足のかかとを付けて歩き、必ず首を曲げ俯いて、全員ゾンビのように歩きます。
初めのゾンビ役はAlanさんのみ、ゾンビに手を牙に見立てて、噛まれたら、その人もゾンビになる。そのとき唸り声を上げて、一般人と同様にまたあるき出す。そのゾンビも同様に手を牙に見立てて、噛んでよい。といったゲームです。
これを10分くらいやってみて、一般人のとき、そしてそこからゾンビになった人がどういう感じ方を持つのかを検証してみるようなものでした。

まとめとして、
一般人のときは、ゾンビにならないようにちょっと怖い感覚を持ちゾンビから逃げたり、誰かがゾンビになった唸り声を聞いたら、その唸り声から離れるような動きをする。
一方で、ゾンビになった人は、今度は「他の人を襲ってやるぜ」といった気持ちでエキサイティングな感情になるそうです。

これはつまり、ゾンビ=抑圧者、一般人=被抑圧者と見立て、
被抑圧者(一般人)でも、抑圧できる立場であるゾンビになった際には、その立場を利用して、抑圧者としての権利を行使したくなってしまうのだそうです。これにより、1つ目のワークショップと同様に、抑圧者ー被抑圧者の関係は止まることが無いという事を表すのだそうです。

3つ目のワークショップ「被抑圧者の演劇」

皆で、今までに業務で強い支配を受けた不幸エピソードを募り、その中で最も不幸だと思えるエピソードを「演劇」という形で再現してみるというワークショップでした。
普通の演劇とは違い、面白いのが、演者と観覧者という関係性ではなく、その場その場で、「もっと上手く演じれる」と思った観覧者が手を挙げ、演者と入れ替わり、その役をやり、観覧者に変わってしまった人もまた手を挙げて演者になってもよいというものでした。
まずは、強い支配(抑圧)を演じる形で何度かの演劇を行い、その場その場でもっと強い支配を演じれる自信のある人が変わっていくというものでした。
途中からコンセプトが代わり、この強い支配(抑圧)をどうすれば、いい方向に解決できるのか、を演じる形にシフトしてました。

この「被抑圧者の演劇」というワークショップは、演じて見せたり、見せられたりすることにより、強い支配に対してどうすれば解決できるのか?をシミュレーションしながら議論を行うためのツールとのことです。

後で調べてみましたが、割と有名なようです。
kimochi-pose.jimdo.com

感想とか

今回のワークショップでは、「抑圧者と被抑圧者」がテーマでした。
思い返してみたら、我々のソフトウェア開発業界でも、「抑圧者」からストレスを浴びせられていた「被抑圧者」でも、出世して権利を持ったとたんに「抑圧者」になってしまっているという人も多く居ます。悲しみの連鎖ですね。。
私はそうはなりたくないという気持ちを常に持っていたいです。

それにしても、東京ではこういった勉強会やワークショップなんかが多々行われているようで羨ましいですねぇ。
また出張とかで東京行く機会があったら、何か参加してみようかなって思います^^

プライバシーポリシー お問い合わせ