「創発デザイン」と「最適デザイン」
先日、「ふくおかスクラム vol.4」で教えてもらった「創発的設計」についてもう少し深堀りしてみました。
junhiguchi.hatenablog.jp
「創発的設計」で調べてもあまり情報でてこなくって、
いろいろ調べてるうちに、「創発デザイン」という言葉で使われていることに気づきました。
そんで、↓の本がなんか割とわかりやすそうでした。
- 作者: 松岡由幸,宮田悟志,氏家良樹,加藤健郎,佐藤浩一郎
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: 単行本
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「創発デザイン」とは、
自律的にふるまう要素(部分)間および環境との間の局所的な相互作用が大域的な秩序(全体)を発現し(ボトムアップ),他方,そのように生じた秩序(全体)が個体(部分)のふるまいを拘束する(トップダウン)という双方向の動的過程により,新しい機能,形質,行動が獲得されること
自然界における例として上がられていたのが、↓の鳥の行動特性
一方で、「最適デザイン」とは、現在わかっている情報の中での全体構成を最適解でデザインしてから、部分構成をデザインするといったトップダウン型のデザインのようです。
以下も参考になりました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssd/56/0/56_0_A11/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssd/55/0/55_0_13/_pdf
開発方法論の話で置き換えると、、
ウォーターフォールのような予め秩序(ルール)を定めた上で、開発を進めていくやり方が「最適デザイン」で、
スクラムやアジャイルのような経験主義に基づいてやりながら秩序(ルール)を作り上げて行くやり方が「創発デザイン」なのかなぁと、