ベロシティの付け方と先々の見通し
ども、ひぐちぇです(゜д゜)ノ
皆さん、ベロシティの付け方や、先々の見通しって、どういう風に立ててますか??
ネットや書籍で見るとバーンダウンチャートで残バックログの総ポイントを記録している図をよく見かけます。ある程度、総バックログが固定化される場合はそれでも良さそうなのですが、私のやっているプロジェクトの場合、残バックログの総ポイントが、毎週増えていってたもので、それだと、進捗が潰れてしまって分かりにくかった事もあり、「バーンアップチャート」の方で記載してます。
また、祝祭日の扱いや予定休(有給休暇)、または、PCセットアップなどはどのように入れるのだろうか、、と調べてみたのですが、ネットや書籍で調べても、ほとんど、その辺、具体的にどのようにバックログの実績として換算しているのか書いてる所はありませんでした。
そこで、今回、たたき台として、私なりのやり方についてここに書いてみますので、よかったら、ご意見いただきたいなって思うわけです。
記録ルール
まず、前提として、ポイント付けはフィボナッチ数列で、
慣れてきて、相対的に出せるようになるまでは、だいたい以下のように付けるように言われています。
数値 | 意味 |
---|---|
1 | 1人が1,2時間で終わるレベル |
3 | 1人が1日(5時間)くらいで終わるレベル |
5 | 1人が2日くらいで終わるレベル |
8 | 1人が1スプリントで終わるレベル |
13 | 1人が1スプリントを超えるくらいで終わるレベル |
※1日=5時間くらいです。
■未来のバックログについて
「サイズ見積」を記録し、総ポイントの換算に利用
■過去のバックログについて
「実績」スコアを記録し、総ポイントの換算に利用
「サイズ見積」の数値は無視
■通常業務以外のバックログの扱い
(1)デスクトップPCのセットアップなどもバックログとして記録
(2)祝祭日もバックログとして記録。ただし、サイズは、チームとしての「ベロシティ/4」の値を入れる(例えば、ベロシティが平均「20」の場合、1日休んだ場合の重さという意味で、サイズ「5」となります。)
※これは、その日がもし平日だった場合に取得したであろうポイントという事で、今のベロシティ割る4営業日分となるはずなので、このように計算している。
(3)個人の予定休(有給休暇)については、1人の1日分なので、一律「3」で付けている。
(4)個人の突発的な休み(体調不良など)は記録しない
以下、参考画像です。
この「総ポイント(予定+実績)」と「実績消化ポイント累計」を毎週、スプリント計画のタイミングで記録し、以下のグラフを更新しているのです。
先々の見込み
以下で計算しています。
「1スプリントで消化可能なポイント」=直近の「実績消化ポイント」の平均値
「残ポイント」=直近の「総ポイント」- 直近の「実績消化ポイント」
「残スプリント数」=「残ポイント」÷「1スプリントで消化可能なポイント」
ここから、『あと「1.4回」のスプリントで残りバックログが消化できそう』という見込みが立てれるという流れです。
この記録の問題点
これで、だいたいの見通しが立てれるようにはなったのですが、2つ気になる問題があると思っています。それは、『(3)個人の予定休(有給休暇)については、1人の1日分なので、一律「3」で付けている』事と『(4)個人の突発的な休み(体調不良など)は記録しない』事についてです。
私は正直、休んだ人間によって、その重さ(ポイント)は異なると思っているのです。
しかし、ここで、もし、個人を差別化すると、メンバーのコミュニケーション上で良くないことが起こる事も懸念しており、あえて、スルーとしています。
皆さんはどうされてますか?
どうでしょう?いちおう、これを元に開発メンバーやScM、東京の方にいるPOと話をしており、上手くいっているかなという手応えではあります。
他の方々がどのように記録されているのか、ぜひ知りたいところです。
また、「この場合はどう記録してるの?」とかの疑問などありましたら、コメントください。
そんな感じで、今回は以上ですm(__)m