とあるSEの適当日記(仮)

その時のプロジェクトで必要になって調べた技術や読んだ書籍についてメモしていく場です。誰かの役にたったらいいなくらいのものです。最近の関心事は、「スクラム」「アジャイル」です。

「エンパワーメント」について調べてみました。

ども、ひぐちぇです(゜д゜)ノ

たまーに気になったとき、部分的だったりではありますが、「スクラムガイド」を読み返してます。

スクラムガイド 2017 日本語版
https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf



ちょいと今回はそのスクラムガイドのP6の「開発チーム」の項目に、

開発チームは、自分たちの作業を構成・管理するために、組織から体制と権限を与えられている。
その相乗効果によって、開発チーム全体の効率と効果が最適化される。

と書かれており、ここで書かれている「権限を与えられている」という箇所について、
f:id:jun_higuchi:20190921235506p:plain
「いったい、どんな権限が与えられているのか?」が気になったので、調べてみました。



まずは、英語版のスクラムガイドで、ここの箇所ついて確認しました。
その結果、「empowered」という単語が使われていることがわかりました。
f:id:jun_higuchi:20190921234725p:plain


そして、「empower」という言葉を調べてみると、
どうやら、「権限委譲(Authority)」と「自立行動支援(Ability)」の2要素に分かれるらしく、『責任(Accountability)と自立(Responsibility)という相反するこの2つをバランス良くマネジメントすることがポイントである。』と書かれておりました。

参照:masaki-ravens.com


他のページでも同様の事が書かれております。
『「自律性促進」「権限移譲」「能力開花」などといった意味が多くなっています。』とのこと、、

参照:www.kaonavi.jp


さらに調べてみると、
権限委譲(empowerment)と権限移譲(delegation)は異なるものであるとの事です。

権限委譲(empowerment)事前に決められた業務について、上司の決裁なく部下の判断で進行してOK。ただし、その結果責任はすべて上司が負うというもの
権限移譲(delegation)こちらは、権限だけでなく、責任も含めてそのままスライドするというもの

参照:bizhint.jp


なかなか奥が深いです。
つまりは、スクラムでは、開発チームに「empowerment(権限委譲と自立行動支援)」を行うことによって、

・スピーディーな意思決定による市場競争力アップ
・開発チームのモチベーション向上
・自己裁量で仕事できることによる目的意識と責任感の強化
(※他にもあるかも、、)

などを目指しているのでしょうね!!

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