認定スクラムマスター(CSM)を取得しました!
少し前になりますが、
2019年6月3日に「認定スクラムマスター(CSM)」に合格しました!!
私が受けたのは、某社が主催している3日間のトレーニングのやつです。
合格までの流れ
トレーニング(研修)で、スクラムマスターとしての実力が認められれば、後日、メールでトレーニングをパスしたという通知が送られ、その中にWeb試験の案内が書かれてます。
そのWeb試験に合格すれば、認定スクラムマスターとしての資格が貰え、Scrum Allianceに登録されます。
トレーニングで不合格の場合は、何の連絡も無いとの事でヒヤヒヤでした。。受講料、会社のお金とはいえ、30万も掛かってますからねぇ ^^;
また、トレーニングで合格・不合格の間くらいの場合には、某社の方から、トレーニング中に行ったことで、「①…、②…の観点で、何かアピールできることはないか?」という救済メールのようなものが来ることがあるそうで、日本語でそれに返答すると、英訳してScrum Allianceに送って頂けるそうです。(※なお、嘘を書いては駄目ですとのことでした。)
私にはその救済メールは来てないのですが、一緒に受講した会社の先輩にそのメールが来てまして、先輩はそれに返信して、合格を得ることができてます。そのアピースすべき具体的な観点(①、②)については伏せておきます。
トレーニング受講からWeb試験の案内が来るまでの期間
私の場合です。いつもこの期間とは限らないと思いますが、参考までに、、
●トレーニング受講:5月22日(水)、23日(木)、24日(金)
●救済メールが先輩に届いた日:5月28日(火)
●救済メールを送り返す期間:~5月31日(金) 18時まで
●トレーニングパス、WEB試験の案内が来た日:6月3日(月)
トレーニングの内容
スクラムについては理解していることが前提です。かならず勉強して、深い知識を身に着けた上で、参加しましょう。
内容を詳しく書くのはやめておきます
非常にざっくりとした課題が出され、それをグループワークや受講者全員(30名ほど)で回答を出し合い、全員で合意させ、その内容ステークホルダー(このトレーニングの講師)に判断いただく。といった流れになります。
この回答を出し合い、合意を得る中で、スクラムマスターとしての能力が認められれば良いというわけですね。
しかし、
これが、なかなか決まらない(笑)
それは決まる基準もないし、、、みたいな。。
講師の方は、受講生へ厳しくまたは冷たく反論する場も多々あり、意見やファシリテートのための発言をし辛い状況を作り出します。(わざとでしょうね。。
話もどんどん難しくなって行きます。集中して、話題に常に着いていけるよう集中しましょう。その上で、「スクラムマスターとは何をやる役割だったっけ?」という事を、常に意識しましょうね。
トレーニングの感想
まず、3日間、アピールするためにずっと集中して話題についていけるよう、発言できるように頑張ったため、非常に疲れました。。
しかし、その分、1年分くらいの勉強が積めた気がします。
私的に、勉強になったと思う事をざざっと書いておきます。
- スクラムマスターは、「開発チームを自律的なチームにしなければならない」と繰り返しおっしゃられてて、途中で気づきました。。私は今まで「自立」だと思っていたのですorz その違いを後で調べて愕然としました。↓が参考になります。
- スクラムは、「組織論」と「集団心理学」という学問を裏付けとしている。(いずれ、読んでみたいです。)
- スクラムは、「現状を顕在化させることを目的としてフレームワーク」なので、そのあと、どう活かすかはスクラムチーム次第とのこと(つまり、開発チームの能力が足りてないのであればその状態が浮き彫りになるだけで、スクラムをやったから上手く行くというものではない。)
- ウォーターホール型との違い。権利と責任のあり処が明確。責任には、ReponsibilityとAccountabilityがあり、PO、チームが、、、(あ、この辺長くなりそうなので、いずれ別で書きたいと思います)
- スクラムマスターはサーバントリーダーであるべき
- スクラムマスターが持つべき5つのスキル(Teaching、Coaching、Mentaring、Facilitating、Situationaling)
- MMFをまとめたものがMVPであり、PBIはMVPであるべき
- スプリント計画において、1つの上手くいく計画だけだと脆い。上手く行かなかった場合という計画もすべき
- 振り返り(レトロスペクティブ)の際、数日立っているので、スプリント計画のすぐ後に起きた問題が忘れられてて、丸められた情報として挙げられ、本質的な解決ができない可能性があるため、何らかの工夫が必要
- スクラムが向かないプロジェクトは、「開発対象がコモディティ化されたもの」や、「3ヶ月以内の短期プロジェクト」
知識的なことだと以上となるのですが、
他に、ディスカッションを通じて、「全員を納得させることの難しさ」、「そのためにはどうしないといけないのか」、「他人に自分の話を聞いてもらう工夫」、「スクラムマスターが立ち向かうべき本質」などなどを学べたと思いますし、プロジェクトに戻ってからも、このトレーニングの後、プロジェクトに戻ってからの私の会議の進め方や合意のとり方、調整の仕方もだいぶいい方向に変わったかなって思います。
WEB試験について
トレーニングをパスしたという連絡メールにScrumAllianceのログインIDとPWが掛かれているのでそれでログイン後、Dashboardから、WEB試験へのリンクがあるはずです。
WEB試験では、言語必ず「Japanese」を選択しましょう。ここで選択をミスすると、受からなかった場合の再試験では言語の選び直しができないそうです。
時間制限なしです。
↓が私のWEB試験受けた後の通知PDFですが、全35問中で、66%以上(つまり、24問)正解で合格になるようです。
最後に間違った箇所の答えと解説も出ますので、もし落ちた場合は、それを学習しておき、2度目のチャレンジをすればよいかと思います。
無料なのは、2度目までですが、3回目以降でもお金(確か、25$ほど)を出せば受けれるそうです。
私は1回で受かりました。
Scrum Allianceのページから確認
WEB試験に合格したら、自動メールで合格の通知が送られてきます。
そして、Scrum Allianceの「Members Directory」のページ
(トップメニューからの場合は、「certification」→「Directries」→「Certificant Directory」)
certification.scrumalliance.org
自分の名前を入れて検索すると、ヒットするはずです。
(なんかカンドーw)
そんな感じですー。皆さんも頑張ってくださいー。